やまとろぐ

クロネコさんは関係ないです

「おかげで」と「せいで」と

こんにちは。プロフィールを微妙に変更してみました。これで当ブログの訪問者が少しでも増えるのか…どうなのか。アクセス解析はちょいちょい見てますが、誰も見てないようなので、悲しく独り言気分でいきます。

 

今日は地味に依然から気になっていた、「おかげで」と「せいで」との使い分けについて。よくこれらの言葉が誤った用法で使用されているのを耳にします。

辞書では調べていないので、表現が適切かは分かりませんが、私の認識では

・おかげで…相手から何かしらの支援、恩恵を受け、それに感謝している

・せいで…責任のありかを相手に求める、相手を批判する意味合いを含む

だと思っています。

でも「おかげで」に関しては、ちょいちょい「せいで」と同じニュアンスで使われています。それは元来皮肉を込めて、なはずです。いい例文が浮かばないのがあれですが

 

君のおかげで彼女と別れることができたよ!(不本意ながら)

 

とか?なのかな?だとしても普通は、この意味合いで使うことはめったにない。それに基本的には、この2つの言葉は場面に応じて使い分けが可能なはずです。

でも私が気になるのは、「おかげで」がオールマイティーになりつつあるのではないかということ。「せいで」をあまり見かけなくなってきました。「せいで」自体があまりポジティブな言葉ではないですし、多用を控えるべきなのは分からなくもないです。でも「おかげで」は前述した通り本来感謝の意を伝えるのに用いるべき言葉であって、「せいで」と同じニュアンスで多々使われてしまうのはなんか落ち着きません。私だけなのか?どうなのか。

 

日本語は美しいものです。美にはとりわけ厳しいフランスでさえ、日本の別れの言葉の「さようなら」の由来を知ったとき、私は感動した。世界中のどの別れの言葉よりも美しい言葉だと思う、と言わしめたほどです。だから私も日本人である以上、その美しい日本語を正しく使える人間でありたいと…まぁ、思うわけです。

 

しまりませんが、今回のまとめ。日本語は正しく使いましょう。と言いつつ私も間違えてるかもしれないので、その際はご指摘頂けるとありがたいです。